ディズニー

ワンダヴィジョン配信記念、マインドコントロール入門

本日2021年1月15日(金)より、Disney +にてマーベルスタジオのドラマシリーズ、『ワンダヴィジョン』の配信がスタートしました。

いよいよ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の再始動です。

『ワンダヴィジョン』は、アベンジャーズ のメンバーである、ワンダ・マキシモフとヴィジョンのふたりがメインのストーリーです。

人体実験によって強化人間となったワンダは、テレキネシスやマインドコントロールの能力をを身に付けています。

マーベルヒーローのなかでもワンダはわたしのお気に入りのキャラクターなのですが、今回は、ワンダがもつ能力のなかから、わたし達にも使うことのできるマインドコントロールをひとつご紹介しようと思います。

悪用厳禁!

簡単なマインドコントロール法

人のこころを操りたいと思ったことはありますか?

他人を自分の思い通りに動かすことができたらいいなと思いませんか?

今回の記事で紹介するのは、自分が言ってもらいたいことを相手に言わせる方法です。

これは、人間の他人から決めつけられるととりあえず否定したい性質を利用します。

人間って、「あなたはこうでしょ」って決めつけて言われると、それが正しくてもとりあえず否定したくなる生き物なんです。

自分の意志で選んだものを最も信じたいので、相手から押し付けられた回答ではなく、自分で出した答えを重んじたいのです。

なので、他人から意見を押し付けられるととにかくまず反発心が生まれ、相手を否定したくなります。

自分「わたしって全然かわいくないし…」相手「そんなことないよ、かわいいよ」

相手「浮気する彼氏なんか別れなよ」自分「でもいいところもあってね」

これらの会話、よくありますよね。言われたらとにかく否定したくなっちゃってる典型的な例です。

これはつまり、自分が言って欲しいことの反対を言えば、相手が勝手にそれを否定してくれるということになります。

さらにこの方法、もうひとつメリットがあります。

自己暗示にかける

人は自分の口から出た言葉を貫こうとする性質があります。

先程、自分の意志で決めたことを重んじたいと書きましたが、口から出た言葉も同じです。

相手にこう思ってもらいたい、自分に対してこうして欲しい、ということを相手に言わせてしまえばこっちのものです。

自分「わたしといても楽しくないでしょ?」相手「そんなことないよ、楽しいよ」

相手は自分の口から、『あなたといて楽しい』と発しています。

『自分はこの人といると楽しいんだ』と相手に自覚させその意識を強調させ、自己暗示にかけることができます。

自分の口から発することで、再認識するのです。

そして、その後はこちらが何もしなくても、相手が自分の口から出た言葉を守ろうと貫き通してくれます。

まとめ

いかがでしたか?

あくまで悪用厳禁ですが、否定してもらいたいことを伝える→それを相手が否定することで意識させる、という方法で、ワンダのようにはいきませんが、相手を少しだけコントロールすることは可能です。

うまく使って、人間関係をスムースにしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

気になるあの人と仲良くなるのに必要な○○って?

今回も、ディズニープラスで昨年12月25日に公開されたばかりの映画『ソウルフル・ワールド』から記事を書いていきたいと思います。

出典:https://disneyplus.disney.co.jp/

以下、映画のネタバレを含みますので、ご注意ください!

仲良くなりたいとき必要なもの

さて。『ソウルフル・ワールド』を観ていて、これは面白いなーと思ったシーンがあったんです。

ストーリーの中盤くらい、ジョーの身体の中に入った22番と、ネコの中に入ったジョーが、ジョー行きつけの床屋さんに行くシーンです。

そこで、いつもジョーの髪を切ってくれる、デズという美容師さんが出てきます。

短いシーンではありますが、このシーンで、人が仲良くなるのに必要な、自己開示について描かれています。

22番を床屋の店内に送り出すとき、ジョーは言います。「ジャズの話をしとけばいいから!」

ジョーはいつもデズに髪を切ってもらっているあいだ、ジャズの話しかしていなかったんですね。

店内に入った22番は、初めて体験するものの興奮ゆえ、デズに色々な話をします。

すると、デズも自分の身の上話をし始めます。

ジョーの中身がジョーだったこれまでは(ややこしいな)、当たり障りのない話しかしてくれなかったのに、ここで初めて、過去の夢の話を打ち明けてくれます。

そうです、人と人が距離を近付けるには、適切な自己開示が必要になってきます。

まずは自分からオープンになる

自分の話を打ち明けてくれた相手に対してどう感じますか?

自分に心を開いてくれたんだ、うれしい!って感じませんか?

そして、心を開いてくれた相手に自分も信頼感を持ち、オープンになりませんか?

人間関係を築くにおいて、心を開いてくれた相手に対して人は安心感を持ち、何でも安心して話せるようになります。

警戒心を持ってなかなか心の内を話してくれない人には、自分も警戒してしまいますよね。

なので、適切な自己開示は人間関係を築くのにとても有用です。

ここで間違ってはいけないのが『適切な』自己開示であることです。

当ブログでも何度も記事にしていますが、自分ばかり喋ってしまうことは逆に相手を遠ざけてしまいます。

人は他人の話を長々と聞くことは得意ではありません。むしろ苦痛に感じてしまいます。

自己開示の目的は、あくまで相手の心のバリアを取っ払い、相手に話させることです。

つまり、ただのきっかけです。

初期の自己開示の段階で面接かのように自分のことをつらつらと語り出してしまっては逆効果なので要注意です。

心の距離はこうして縮めることができる

デズと22番の話に戻ります。

デズは、22番もといジョーが心を開いてくれたのを感じたので、自分の過去の話をしてくれました。

これによって、デズとジョーの距離は以前よりぐっと近付いたと思います。

よくよく考えてもみたら、会うたびにジャズの話しかしないひとって面白いと思います? もっと仲良くなりたいって思います??

当たり障りのない会話しかしていないと、当たり障りのない関係にしかならないんですね。

もしあなたがいま、もっと仲良くなりたい、近付きたい、と思う相手がいたら、思い切って自分から自己開示をしてみてくださいね。

その相手があなたにだけ、心をオープンにしてくれるかも知れませんよ。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ディズニー史に一撃を放った『ソウルフル・ワールド』という救い

2020年12月25日、日本時間17:00、動画配信サービスディズニー+にて、ディズニー/ピクサー新作映画『ソウルフル・ワールド』が公開されました。

出典:https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld.html?ex_cmp=dp_dis_web_top_soul

本来であれば、通常通り劇場公開する作品でしたが、コロナ禍の状況を受け、配信での公開となりました。

公開から遅れること2日、わたしも自宅で鑑賞しました。

その感想と、この作品がやり遂げた偉業について書いていきたいと思います。

※ここから先は『ソウルフル・ワールド』のネタバレを含みます。ぜひ、ディズニー+で作品をご覧になってから読み進めてくださいね。

ソウルフル・ワールド』の偉業

生きる意味って何?

結論から言うと、『ソウルフル・ワールド』はこれまでのディズニーの代名詞であった「夢は必ず叶う」を打ち破ってくれました。

『ソウルフル・ワールド』は、公開前の予告や前情報からすると、アイデンティティの模索や生きがい探しのストーリーのように見えていました。というか、そのように見せていたのかも。

主人公ジョーが、自分自身がなくて迷走する22番に生きがいややりがいを教えてキラキラして終わる、いかにもディズニー的なストーリーなのかと思いました。

ところが蓋を開けてみると、全く逆のストーリーでした。

ジャズピアニストとして憧れのステージに立つ夢を叶えたジョーは、夢が手に入った途端、それが魅力を失うのを感じます。

自分が生きる意味が分からなかった22番は、ただ歩くことやピザの匂い、舞い落ちる落ち葉の美しさに生きるときめきを見つけます。

そうなんですよ、人生って、この2点なんです。

生きがいはなくちゃいけないのか

ジョーの夢は明確でした。ジャズが好きでピアノが好きで、ステージで演奏することが夢でした。

その夢があることで、それを叶えるためにがんばることが生きがいであると信じていました。

もちろんそれは素晴らしいことなんです。ただ、夢や目標の恐ろしいところは2点あります。

それは、

  • 夢を叶えることに注目しすぎて日常が通り過ぎてしまうこと
  • 夢を叶えたそのあとが空虚になってしまうこと

ジョーはまさにこれに陥っていました。

夢を叶えることは素晴らしいことです。それはディズニーが長い歴史のなかでずっと伝え続けてきたことです。夢を見ること、それを追う姿は美しいのです。

ところがそれは必ずしも現実的ではありません。

夢があまりに現実とかけ離れていることもあります。夢があまりに壮大すぎることもあります。それでも夢を見てそれを追い続けることが果たして人として生きる上で幸福な生き方であると言えるのでしょうか。

「夢は叶う」の呪い

わたしは幼少期からディズニーが大好きでした。しかし、「夢は必ず叶う」というディズニーの呪文には疑問を抱き続けていました。だって叶ってないから。

まともに生きている人間なら分かることですが、夢は勝手に発生しませんし、勝手に叶うこともありません。自分の器に合った目標を立て、それを叶えるために努力をすることが大切になってきます。

もっと言うと、夢は形を変えるものです。その時の自分の年齢や立場、環境によって大きさを柔軟に変えていくべきなんです。10代20代のエネルギッシュなときと、家庭を持って落ち着いたときの夢は違って当たり前です。それは決して諦めた訳ではないのです。

世の中には、大きな夢を持とう! きらめく目標に向かって充実した人生を送ろう! などという、呪いの言葉が蔓延っています。ディズニーもここに加担していたのかも知れません。

では、夢や目標、生きがいって、必ずしもなくてはならないのでしょうか?

誰もが大きな目標に向かってキラキラ歩んでいなくてはいけないのでしょうか?

22番が見た世界

その答えを出してくれたのが、22番です。

彼女は、経験がないあまり人間界を恐れ(これも人間あるある)、人間界に降りることを拒絶し続けていましたが、前提が何もない、ニュートラルな状態だからこそ、ジョーにとってはごく当たり前だった毎日の何気ない出来事にいちいち感動します。

そうなんです、わたし達の毎日は、感動で溢れているんです。

こう書くと綺麗事のようですが、22番が感動していた食事の匂いやキャンディーの甘さ、心を揺さぶる歌など、ごく日常的な出来事であるために、わたし達はいつの間にか慣れてしまっているんです。

人間の脳は慣れます。そして遠くを見ます。どこか遠くには、いつかの未来には、自分を満足させてくれる場所がある、満たしてくれる世界がある。そう思い込んでしまうのです。

そして、それが「夢」という名前を持ちます。

「夢」は遠い場所にあります。人びとは、そこに行けば幸せになれると思い込んでいます。けれど、「夢」は遠い場所にありますが、確実に「今」と繋がっています。つまり、今の自分を幸せにすることが未来の自分を幸せにすることであり、「夢」を叶えることだけに注目してしまうと、ジョーのように虚無感を感じることになってしまいます。

22番は正しかったのです。今の自分を取り巻く小さな幸せに気付くことが、こんなに自分をわくわくさせてくれる。劇中で言う「きらめき」であると。大きな夢や目標や生きがいがなくっても、人生は素晴らしいのです。

幸せに生きるコツ

さて、ではわたし達が幸せに生きるには、どうするのがいいのでしょう?

わたしは、ジョーと22番のいいとこ取りをするのがベストだと思います。

まず、夢を持つことは素晴らしいことです。それを目指しているときの努力はかけがえのない経験だと思います。けど、ジョーのように叶えてしまったとき虚無感に襲われていては、せっかく夢を叶えたのにあまりにも悲しいです。実はこれに対して、別のディズニー作品のキャラクターが答えを言っています。

それは、映画『塔の上のラプンツェル』にて、空を飛ぶ星を見ることが夢だったラプンツェルが言った、「夢が叶ったあとはどうしたらいいの?」という問いに対して、ユージーンが答えています。

「また新しい夢を見つければいい」

夢がひとつ叶ったら、その時の自分の形に合った夢や目標をまた作って、またそれを目指せばいいのです。大きな夢じゃなくていい、「その時の自分に合った夢」です。

そして、ただ夢をがむしゃらに目指して毎日をないがしろにしてしまっては、いけません。人生は夢を叶えるためだけにあるのではないのです、今この瞬間を楽しむためにあるのです。

そこで、22番のように新鮮な気持ちで毎日の小さなことを楽しむ気持ちが大切になります。当たり前になっている日常に目を向けて、ひとつひとつを楽しむことです。

だって、ジョーのようにいつ突然人生が終わりを告げるかわかりません。

わたし達の思考は未来を生きるものじゃない、今を生きるべきなのです。そしてその充実した毎日が、いつかの幸せな未来を作っていくのです。

叶えたい夢があって、毎日も幸せで楽しんでいる。これが最強だと思いませんか?

まとめ

『ソウルフル・ワールド』は、大きな偉業を成し遂げたと思っています。これまでディズニーが伝え続けていた呪いの言葉、「夢は叶う」に一撃をくらわせたのです。

果たして夢を叶えることだけが幸せなのか、生きがいのない人生は負け組なのか、その答えを現してくれたのがこの映画だと思います。

ディズニーの新しい歴史の一歩だなぁと勝手に思っています。

今作の監督、ピート・ドクターは過去作『モンスターズ・ユニバーシティ』や『カールじいさんと空飛ぶ家』でも、夢や目標の在り方を問いてきました。こちらもぜひ併せて観ていただきたいです。

『ソウルフル・ワールド』は他にも記事を書きたい場面がいくつかありましたので、またお立ち寄りいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ガストンの失敗例で教えます、正しい女性の落とし方

気付けば今年もクリスマスです。今年のクリスマスは、新型コロナウイルスの影響で、過ごし方に変化が現れていることでしょう。

それでもやはり、『クリスマスは恋人と過ごすもの』というイメージは強いです。

今年のクリスマスには間に合わなかったとしても、来年こそ恋人を作りたいあなたに、今回は成功例ではなく失敗例をこの方の例で取り上げたいと思います。

出典:https://www.tokyodisneyresort.jp/

映画『美女と野獣』に出てくるヴィラン、ガストンです。

わたしはこのブログの初めてのエントリーでもガストンを取り上げています、どんだけガストンが好きなんでしょうか。

ご存知のように、彼は主人公ベルを口説き落とすことに失敗しています。なぜ失敗したのか、なぜガストンは選ばれなかったのか、心理学的に解説していきます。

ガストンに学ぶ、こんな男は選ばれない!

相手の趣味を否定する

ガストンが思いを寄せる女性、ベルは、読書好きです。本の中の世界に空想を膨らませ、夢を描く女性です。ゆえに周囲から変わり者だと思われてしまっています。

美女と野獣の舞台の時代は18世紀中頃のフランス。女性が知性を身に付ける必要がないと思われていた時代だったんですね。エマ・ワトソン主演の実写版『美女と野獣』でも、発明家の顔を持ち知性のあるベルに良い顔をする人はいません。

そしてガストンも、『本なんか読んで何が面白いんだ?』と、ベルが読んでいた本を奪い取り、水溜りに投げ捨てます(おい、それ借りた本…!)

ガストンは自分の価値観を押しつけ、ベルの好きなものを否定しています。当然ながら、ベルの中に強い抵抗心が生まれたはずです。

人間関係を築くのに必要なのは、相手をそのまま受け入れること。

自分とは違う趣味を持っていても、それが意中の人ならなおさら、それをそのまま理解して受け入れてあげなければ、好かれることはありえません。

さて一方、ベルを射とめた野獣はというと、ベルに図書館まるごとプレゼントしてます。ベルの趣味全肯定。さらに一緒に読書も楽しんでいます。

相手の趣味に興味を持ち、更に一緒に楽しめると関係は一気に近付きます。

相手のテリトリーに土足で上がり込む

映画の序盤、早まったガストンがベルの家にプロポーズをしに行くシーンがあります。どう考えても早まってると思うのですが、時代なのでしょうか、誰も彼を止めません。

ベルの家に行ったガストンはドアが開くなり文字通り土足で家に上がり込み、嫌がるベルの態度に気付かず自分の意思を押し通そうとします。最低オブ最低。現代だったら普通に通報です。

ガストンのように、意中の女性の家に勝手に上がり込んでいく男性はあまりいないとは思いますが、これは心のテリトリーでも同じことが言えます。

まだ自分の中に入ってきて欲しくない段階なのに馴れ馴れしく来られてしまうと、女性は自分の身を守るために警戒します。

自分が相手にとってどこまで許可されているのか、相手の女性の様子を客観視して、よく考えて距離を詰めないと、一気に警戒モードに入られてしまう可能性があります。

野獣とベルのように、ちょっとずつちょっとずつ、お互い歩み寄るのがベストです。

相手の話を聞かない

これはもう恋愛に限らずですが、相手の話を聞かず自分の話ばかりする人は嫌われます。

「朝の風景」の歌のシーンでも、プロポーズをしに来たシーンでも、ガストンはベルの話をほとんど聞いていません。自分と会話してる状態。こんな一方通行なコミュニケーションでは、この人と一緒にいたいと思ってもらえる訳がありません。

ガストンを見て、いや自分はこんなじゃないし、と思われましたか? 本当にそうでしょうか、人間、気付くと自分のことばかり話したくなってしまうものなんですよ。

認めてもらいたい、すごいって思ってもらいたい、受け入れてもらいたい、相手が好きな人なら尚のこと、その気持ちは強くなります。

でも、相手は自分に興味を持っていないかも知れないことを忘れちゃいけません。

興味ない相手から、認めてくれ!すごいって言ってくれ!受け入れてくれ!とアピールされても、困るだけです。ベルのガストンに対するリアクションを見れば明白です。

意中の相手に興味を持ってもらいたかったら、自分が先に興味を持ち相手の話を引き出し、聞いてあげることです。野獣とベルが、一緒に食事をとったり散歩をしながら、お互いの話をしていたように。

ライバルを抹消しようとする

ガストンは、ベルの気持ちが野獣に向いていることを知り、文字通り野獣を抹消しようとしました。恐ろしい男です。

野獣のお城に奇襲にかかり、野獣を殺そうとします。

野獣がいなくなったからといって、自分が選ばれるということではないのが分かっていないのです。

冷静に考えたら、自分の好きな人を殺した相手を選ぶことなどありえないのに。ガストンも我を失っていたのでしょう。

とはいえ、この奇襲のシーンで、野獣はガストンのことを一切相手にしていないんですよね。

大切なのはベルであって、ライバル(そもそもライバルとも思ってなさそうだけど)のことは関係ないんです。野獣が唯一ガストンに意識を向けたのは、ガストンの『ベルは俺のものだ!』のセリフに対してだけ。

つまり、恋愛で大事なのは相手と自分です。ライバルは厄介な存在かも知れませんが、ライバルを悪く言ったりガストンのように手を出そうとしたら、自分が醜くなってしまいます。そんな姿を意中の人に見せられますか?

ライバルはライバル、自分は自分として振る舞うべきです。決して、ガストンのように勝手な逆恨みをしないように。

まとめ

いかがでしたか?

ガストンは女性からすると、ロックオンされたら本当に迷惑なタイプです。ベル大変だったね…。

すんごい嫌なやつなのに、どこか憎めなくて愛されてるキャラクターを作り出したディズニーはすごいなと思います。

でもこれはアニメーションだから、現実で女性に拒絶されたら『どこか憎めない』はありえませんからね、ぜひガストンを教訓にしていただきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

待ち時間を退屈させない!ディズニーが使う錯覚術

ディズニーランドが嫌いな人の理由のひとつは、あの長い待ち時間です。

人気アトラクションともなれば、2時間、3時間は当たり前だったりします。

ディズニー大好きのわたしですら、アトラクションに40分以上待てません…

人間の脳は退屈が苦手です。

変化がなくじっとしてなければならない状況は苦痛を感じます。

ディズニーはそんなのもちろんお見通しです。待っている間にお客さんを退屈させない工夫がたくさんなされています。

その一部をご紹介します。

知らぬ間に操られてる?!退屈しない工夫!

の形に工夫

アトラクションの待ち列のことをキューライン(queue line)と呼びます。

このキューライン、どのアトラクションも迷路のようにぐにゃぐにゃ曲がるなぁと思いませんか?

ここがまず人間の心理をうまく掴んでいます。

例えば四角い部屋でキューラインを作るとして、端から端まで一直線で歩かせて、また端へ、というラインの作り方をすると、単調な動きになるので待っているゲスト達は飽きてしまいます。

ただでさえ長い待ち時間を余計長く感じてしまいます。

そこで、ディズニーのキューラインはわざとぐにょぐにょ道を曲げ頻繁に曲がり角に当たるようにし、ゲストに飽きさせない工夫をしています。

余談ですが、わたしが好きなぐにょぐにょキューラインはビッグサンダーマウンテンです。

耳から飽きさせない工夫

ディズニーパークの施設では、ほとんどの場所でBGMが流れています。

これも飽きさせない大きなポイントです。

人間は、耳から音楽や話が聞こえていると、時間を短く感じるのです。

通勤電車で音楽を聞くのと同じで、耳から音が入っていると退屈しないんですね。

さらに、ディズニーでは待ち時間が長くなるとキャストさんのアナウンスでアトラクションにちなんだクイズを話してくれたりします(今もやってるかはわかりませんすみません)。

混んできたときだけ、逆に特別感を出させることができるし、退屈から意識が逸れるので非常に効果的だと思います。

ストーリーで工夫

わたし達ヲタのあいだでは、キューラインはむしろ体感したいものでもあります。

一般の遊園地だったら待つ場所でしかないキューラインに、そのアトラクションのストーリーに関わるプロップス(小物や飾りなど)を配置し、乗り場に着くまでにゲストにストーリーを説明することに成功しています。

例えば、東京ディズニーシーのインディ・ジョーンズ・アドベンチャー(以下略)では、ここが神聖な古代の魔宮であること、パコという人のうさんくさいツアーに参加することなどが乗り場までに語られます。

同じくセンター・オブ・ジ・アースのキューラインでは、ネモ船長の研究がたくさん展示され、これから乗るアトラクションへの伏線がびっしびしに貼られています。ファストパスやシングルライダーではこの辺りはすっ飛ばしてしまいますからね、逆に列に並ぶことに価値があると言えます。

余談

完全に余談ですが、わたしは無類の海底2万マイル好きです。

出典:https://www.tokyodisneyresort.jp/

先日、新型コロナウィルス対策でずっとクローズしていた2万マイルがやっとオープンしましたが、ガラガラだったようでですね涙。誰か乗ってあげて!

そんな一部の人間に熱烈に人気のある海底2万マイルのキューラインがわたしは大好きです。

まず、ゲストは螺旋状のスロープをぐるぐる下り、だんだんと海の水面に近付いていきます。

この演出がまずすごく好き。

海に入っていくんだ!と錯覚させます。錯覚って言っちゃってるけど。

さらにスロープの外側には、自分達がこれから乗船する潜水艇ネプチューンが。否応なしに高まります。

待ち時間が長ければ、こちらもセンター・オブ・ジ・アースと同じく、ネモ船長の研究を見ることもできます。

その後、すんごい狭い入り口から、暗い乗り場へ案内されます。ここがまた良い。暗く重苦しい海底へ潜る意識を自然と作られています。

さらに、上から吊るされている潜水艇の下に水を流すことで、あたかも本当に水に潜るかのように錯覚させます。錯覚って言っちゃってるけど。

海底2万マイルはむしろ乗り場までがピークと言っても過言ではないくらい計算されまくった芸術的なキューラインだと思います。

まとめ

いかがでしたか?

ディズニーでは、人間の心理を巧みに操り、飽きさせない退屈させない工夫がたくさんなされています。

それはもちろん、アトラクションだけではなく、パークのそこかしこに見られるので、ぜひ足を運んで体感してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

ディズニーもやってるアイデアの出し方

ディズニーはアイデアの宝庫!

ディズニーはわたし達に、いつも新しい夢と魔法を見せてくれます。

今でこそ、ディズニーランドはあって当たり前ですが、60数年前、アナハイムに世界で初めてのディズニーランドがオープンしたときは、それはそれは驚きだったことでしょう。

これまでにない「テーマパーク」という概念をこの世に作り出したのもウォルトです。

出典:https://www.tokyodisneyresort.jp/

ビジネスにおいてもプライベートにおいても、画期的なアイデアが必要な場面は多くあります。

では、アイデアってどうすれば出てくるのでしょう?

アイデアを出すポイントは、このふたつです。

  • 天井の高いところに行く
  • 制限をかける

なんだか意味不明っぽいこのふたつを解説します。

開放することでアイデアを生む

アイデアは、リラックスして開放されたときに出てきます。

アイデアを出そう!出そう!とがんばって出てくるものではないのです。

脳がリラックスして緩んでいるとき、思考があちこちに飛ぶことで思わぬアイデアが生まれます。

お風呂に入っているときやぼーっとしている時ほど、斬新なアイデアが浮かんだりしませんか?

まさに、あれは思考に制限をかけていないからです。

また、アイデアを出そうとしているときの天井の高さも関係しているという研究もあります。

天井が高ければ高いほど、思考の自由度が高くなり、アイデアが生まれやすいと言われています。

つまり、究極は空の下です。

自分の上に高い高い空が広がっていると、どんどん新しい発想が生まれてくる可能性は高くなります。

アイデアが欲しいとき、何も考えずにゆっくり散歩したり、公園でのんびりすると、何か浮かびやすいかも知れません。

反対に、アイデアが出づらいのは低い天井の狭いところ。

天井が低いところは集中するのには向いていますが、集中してしまうとアイデアは出にくいので逆効果です。

となると、屋内でかつ顔を突き合わせて遠慮も生じる「アイデア会議」っていかに意味がないか分かりますよね…

制限をかけてアイディアを生む

今度は反対に、制限をかけるパターンです。

この枠の中でアイデアを出す」という制限を作るやり方です。

例えば。

Disney +で配信中の『イマジニアリング』4話に、カリフォルニアにある『ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー』パーク建設時のエピソードがあります。

『ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー』はかけられる予算がとても少なく、その少ない予算の中で一からパークを作っていかなければなりませんでした。

当時のCEOマイケル・アイズナーは、こう語っています。

予算が限られていることで、想像力を引き出すこともある

ひとつのパークを作るのに、「予算を無制限に使っていいよ!」ではなく、「この予算内で良いものを作る」と制限がかけられた状態だったのです。

すると、先程の開放することで発想するのとまた逆に、その枠組みの中での斬新なアイデアが引き出されやすくなります。

制限は予算でもいいですし、既にある概念を変えてみる、というのも面白いです。

例えば、メガネに別の使い方ができないだろうか?、紙コップを別形にするならどんな形でどんな可能性がある?、ボールペンを物を書く以外で使うとしたら?

こういう考え方から画期的な新商品が生まれてくるのだと思いますし、前提に捉われない多角的な思考を持つことは、物事を柔軟に考える癖をつけてくれます。

まとめ

アイデアを出しやすくするポイントは、

  • 天井の高いところでのんびりと思考を広げる
  • 逆に制限をかけてその中で想像力を引き出す

以上の2点です。

うまく使い分けて、ディズニーが生み出してきたアイデアのように、仕事や私生活に活かしたいですね!

最後までご覧いただきありがとうございました。

人の不幸は蜜の味?『ファイアボール』で心理学!

突然ですが、『ファイアボール』をご存知ですか?

出典:https://www.disney.co.jp/

『ファイアボール』とは、ウォルト・ディズニー・ジャパンが制作したテレビアニメで、ディズニー初、日本国内で日本人スタッフによって製作されたアニメーションです。

主人公はドロッセルというドロイド。

彼女はフリューゲル家のお嬢様だそうです。

もう一人(一体?)登場するキャラクターは、執事のゲデヒトニス。

主にこの二人の対話形式でアニメは展開していきます。

この『ファイアボール』なんですけど、どう見てもディズニーっぽくはありません。

私自身、ずっと食わず嫌いをして観たことがありませんでした。

ところが先日『ファイアボール最終章配信』のニュースが飛び込んできました。

するとTwitterのタイムライン上で『ファイアボールがいかに面白いか』を語るツイートを目にするようになり。

ディズニープラスでも配信されているので、じゃあ観てみようじゃないのと全エピソード一気見しました。

結果、ハマりました。

『ファイアボール』の面白さについては、語っている記事がたくさんあるのでここでは割愛したいと思います。

ここは心理学ブログなので、ドロイドの世界である『ファイアボール』の中に見えた心理学について書いていきたいと思います。

シャーデンフロイデ」って何?

『ファイアボール シーズン1 第8話』に、「シャーデンフロイデ」という単語が出てきます。

ドロッセルのお父さまの椅子? に腰掛けようとするとなぜか弾き飛ばされるドロッセルが描かれ、その椅子の中からは猿のような鳴き声がします。

その猿のようなものにドロッセルは「人類が獣に付ける名前のパターンはわずか128種類よ」と言い放ち、ポチだのタマだの名付けようとします。

そこに出てくる一つがこの「シャーデンフロイデ」です。

シャーデンフロイデ」とは、ドイツ語で「人の不幸は蜜の味」という意味です。

「人の不幸は蜜の味」、他人の不幸を喜ぶなんて最低ですよね。

あまり良いイメージの言葉ではありません。

ところがこのシャーデンフロイデ、全ての人間の脳に元々備わっているんです。

つまり、全ての人類が、周囲と自分を比べ、自分より不幸な人に対し喜びを感じるようにできているのです。

これを読んでいるあなたももちろんそう。

身に覚えがありませんか?

友人知人から、仕事がうまくいかない、恋人と別れた、お金がないなど悩みを聞かされると、少しうれしい気持ちになることはありませんか?

それが「シャーデンフロイデ」です。

世間を見ていても、それは如実に現れています。

芸能人の不倫や不祥事が、ネット上で炎上し、Twitterにトレンド入りするのも、シャーデンフロイデが働いていると考えられます。

人間はポジティブよりもネガティブに反応しやすいという特性もありますが、自分よりも不幸な人を見つけて安心したいのです。

赤の他人である芸能人を晒し上げ、少しの落ち度でも叩く行為は正義でも何でもなく、自分がその人よりも不幸であることを認めたくないからでしょう。

シャーデンフロイデに捉われないようにするには?

人の不幸に幸せを感じていては、自分はいつまでも成長しないし幸せにはなれません。

自分の脳のシャーデンフロイデに捉われないようにするには、自分にシャーデンフロイデが働いていることを自覚することです。

身近な人や芸能人の不幸な出来事を見て、安心している自分に気づくことです。

そして、それと自分を切り離し、自分は自分として成長していくことに注力することだと思います。

他人と自分を比べない人は、健全で幸福度が高いですからね。

ドロッセルがこの意味を知っていて使ったのかは分かりませんが、脳を持たないドロイドであるドロッセルがこの言葉を使うのは、なかなか皮肉だなと思いました。

ちなみにシャーデンフロイデ、これです↓

出典:https://www.disney.co.jp/

最後までご覧いただきありがとうございました。

悪役なのに人気者!『美女と野獣』のガストンが愛される理由とは?

2020年9月28日、東京ディズニーランドに新ファンタジーランドがオープンしました。テーマは美女と野獣ですね。

野獣のお城が映画そのもののように再現され、ベルが住んでいた街並みも映画のとおり。

まるで自分達が美女と野獣の映画に入り込んだかのような作りで、ネット上でも各メディアでも大きく取り上げられていました。

新エリアでも主張してくる悪役、ガストン

さて、私が美女と野獣の作品において注目したいのは、なんといってもガストンの存在です。

ディズニーには魅力的なヴィランがたくさん登場しますが、彼もその魅力ある悪役のひとりでしょう。

新エリアの詳細が発表された際、Twitterのトレンドは彼の名前で賑わいました。

ガストンのレストランが! ガストンの噴水が! ガストンのグッズが!

その人気たるやもはや主人公のベルをも凌ぐほどではないかと思えるほど。言い過ぎか。

そして、このガストン人気は現実世界の私達だけでなく、劇中でも同様です。

映画の冒頭、ベルや町民達が歌う『朝の風景』のシーン。

ベルに執拗に迫るガストンの姿はとても『いい奴』と思えるものではありません。

後のシーンで、ベルの家に土足で上がり込み横暴な態度を取る様は、紳士らしさのかけらもない最低なふるまいだと言えます。

そんなガストンですが、なぜか町民からは絶大な支持を得ているんです。

本記事は、劇中でのガストンの支持率の高さについて、私の解釈で解説していきたいと思います。

本記事の内容

①そもそもガストンってなんで町民から嫌われてないの?

②映画から読み取れるガストンの功績

③ガストンのように支持されるには?

周囲に愛されるガストン

まずは、作品内でのガストンの愛されっぷりを見ていきましょう。

冒頭、『朝の風景』の歌のシーンでは、割とないがしろにされています。

朝は町民たちも忙しいからでしょうか。

ガストン人気が如実に現われるのが、酒場のシーンです。

ベルにフラれてハートブレイクなガストンを子分のル・フウが励ましつつ、最終的に酒場の仲間達がガストンを崇拝していくような流れになっています。

いや、どう考えてもガストンが悪かったんじゃない? と視聴者の私達は引いてしまうところではありますが、ガストンと町民達はガストン万歳状態です。

さらに終盤、ベルが野獣の城から戻ってきたシーン。

魔法の鏡で野獣の姿を見せたベルに嫉妬したガストンは『野獣は村を襲いに来る! 子供達をさらいに来る!』と完全に根も葉もないでっち上げを演説しだします。

そのあまりに突然すぎる情報に恐れおののいた町民達は、あっさりとガストンの言葉を受け入れ、ガストンと共に野獣の城に乗り込みに行きます。

町民簡単すぎる…!

野獣の恐ろしさにパニックになっていたのかも知れませんが、このガストンの先導力、すごくないですか?

そこで私は考えました、こうなるにはきっと何か理由があると。

映画以前にガストンは町のためにかしている

ここからは私の完全な憶測です。

恐らく、彼は『美女と野獣』の作品の時間軸以前に、町のために大きな良い行動を成し遂げたのだと思います。

例えば、町を襲った熊や鹿などを撃ち殺してみんなを守ったとか、その筋肉を活かして災害から町を救ったとか。

酒場にガストンが捕らえた動物の角や毛皮がたくさん飾ってありますし、ガストンの肖像画まであります。

あの酒場は完全にガストンを讃える場です。

彼は町のヒーローなのです。

人間は、他人に対して『あの人はこういう人だ』と自分が一度受けたイメージを貫こうとする習性があります。

上記のような大きな功績を残してきたであろうガストンをヒーローだと思っている町民達は、『ガストンがヒーローである』という先入観を無意識下で貫こうとしているのだと思います。

すると、ベルやモーリスに対する酷い態度も『でも彼はヒーローだから』と正しい判断ができなくなってしまうのです。

そして、社会的証明の効果も現れていると思います。

社会的証明とは、大多数の他人が行っていることを正しいと思い込んでしまう心理現象です。

みんながガストンを讃えるから、それが正しいのであろうと判断されてしまっているのでしょう。

これはベルやモーリスに対しても同じですね、みんなが変わり者と言ってふたりを除け者にするから自分もそうする。

さて、ここまででいかにガストンが町民達の心を掌握してきたかが読み取れました。

さらに、私はガストンの外見も関わっていると推測します。

ガストンは背が高く体格が良いですよね。

人間は身長の高い人、体格がいい人に権威を感じます。

最近の研究で、堂々とした男性が赤い服を着ると魅力が上がるというものがありましたが、ガストンはまさに堂々たる態度で赤を着こなしています。

そこに重みのあるブーツと猟銃を備え、ビジュアルのプロデュース力も完璧です。

そしてダメ押し、ル・フウの存在です。

いつもル・フウという子分を連れ歩いていることで、『ガストンは格上なんだ』というイメージを周囲に持たせることに成功しています。

このような点から、ガストンは町民達の心を掴み、先導する存在になっていったのではないでしょうか。

しかし残念なことが。

人間は組織で上り詰めてしまうと共感力を失っていってしまいます。

他人の心が読めなくなってしまうのです。

その結果が、映画をご覧になった皆さんならご存知の、あの結末です。

ガストンのよう周りから支持されるには?

ガストンは我欲が強すぎてしまったために、悪役たる行動をとって不幸な結末になってしまいましたが、彼から学べることはたくさんあります。

まず第一印象を大切にすること

周囲に良い印象を与えることに成功すれば、周りが勝手にそのイメージを守ってくれます。

そして自分の味方になってくれる理解者を作ること。

職場でもプライベートでも、『美女と野獣』の酒場のシーンのように、みんなの前で自分の良いところを伝えてくれるような理解者や友人がいると、自分の評価を高めてくれるだけでなく、その人が自分に自信をもたらしてくれます。

闇堕ちしてはいけませんが、彼のカリスマ性を参考にすれば、あなたもガストンのような人気者になれる日が来るかも知れません!

最後までお読みいただきありがとうございました!