悪役なのに人気者!『美女と野獣』のガストンが愛される理由とは?

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2020年9月28日、東京ディズニーランドに新ファンタジーランドがオープンしました。テーマは美女と野獣ですね。

野獣のお城が映画そのもののように再現され、ベルが住んでいた街並みも映画のとおり。

まるで自分達が美女と野獣の映画に入り込んだかのような作りで、ネット上でも各メディアでも大きく取り上げられていました。

新エリアでも主張してくる悪役、ガストン

さて、私が美女と野獣の作品において注目したいのは、なんといってもガストンの存在です。

ディズニーには魅力的なヴィランがたくさん登場しますが、彼もその魅力ある悪役のひとりでしょう。

新エリアの詳細が発表された際、Twitterのトレンドは彼の名前で賑わいました。

ガストンのレストランが! ガストンの噴水が! ガストンのグッズが!

その人気たるやもはや主人公のベルをも凌ぐほどではないかと思えるほど。言い過ぎか。

そして、このガストン人気は現実世界の私達だけでなく、劇中でも同様です。

映画の冒頭、ベルや町民達が歌う『朝の風景』のシーン。

ベルに執拗に迫るガストンの姿はとても『いい奴』と思えるものではありません。

後のシーンで、ベルの家に土足で上がり込み横暴な態度を取る様は、紳士らしさのかけらもない最低なふるまいだと言えます。

そんなガストンですが、なぜか町民からは絶大な支持を得ているんです。

本記事は、劇中でのガストンの支持率の高さについて、私の解釈で解説していきたいと思います。

本記事の内容

①そもそもガストンってなんで町民から嫌われてないの?

②映画から読み取れるガストンの功績

③ガストンのように支持されるには?

周囲に愛されるガストン

まずは、作品内でのガストンの愛されっぷりを見ていきましょう。

冒頭、『朝の風景』の歌のシーンでは、割とないがしろにされています。

朝は町民たちも忙しいからでしょうか。

ガストン人気が如実に現われるのが、酒場のシーンです。

ベルにフラれてハートブレイクなガストンを子分のル・フウが励ましつつ、最終的に酒場の仲間達がガストンを崇拝していくような流れになっています。

いや、どう考えてもガストンが悪かったんじゃない? と視聴者の私達は引いてしまうところではありますが、ガストンと町民達はガストン万歳状態です。

さらに終盤、ベルが野獣の城から戻ってきたシーン。

魔法の鏡で野獣の姿を見せたベルに嫉妬したガストンは『野獣は村を襲いに来る! 子供達をさらいに来る!』と完全に根も葉もないでっち上げを演説しだします。

そのあまりに突然すぎる情報に恐れおののいた町民達は、あっさりとガストンの言葉を受け入れ、ガストンと共に野獣の城に乗り込みに行きます。

町民簡単すぎる…!

野獣の恐ろしさにパニックになっていたのかも知れませんが、このガストンの先導力、すごくないですか?

そこで私は考えました、こうなるにはきっと何か理由があると。

映画以前にガストンは町のためにかしている

ここからは私の完全な憶測です。

恐らく、彼は『美女と野獣』の作品の時間軸以前に、町のために大きな良い行動を成し遂げたのだと思います。

例えば、町を襲った熊や鹿などを撃ち殺してみんなを守ったとか、その筋肉を活かして災害から町を救ったとか。

酒場にガストンが捕らえた動物の角や毛皮がたくさん飾ってありますし、ガストンの肖像画まであります。

あの酒場は完全にガストンを讃える場です。

彼は町のヒーローなのです。

人間は、他人に対して『あの人はこういう人だ』と自分が一度受けたイメージを貫こうとする習性があります。

上記のような大きな功績を残してきたであろうガストンをヒーローだと思っている町民達は、『ガストンがヒーローである』という先入観を無意識下で貫こうとしているのだと思います。

すると、ベルやモーリスに対する酷い態度も『でも彼はヒーローだから』と正しい判断ができなくなってしまうのです。

そして、社会的証明の効果も現れていると思います。

社会的証明とは、大多数の他人が行っていることを正しいと思い込んでしまう心理現象です。

みんながガストンを讃えるから、それが正しいのであろうと判断されてしまっているのでしょう。

これはベルやモーリスに対しても同じですね、みんなが変わり者と言ってふたりを除け者にするから自分もそうする。

さて、ここまででいかにガストンが町民達の心を掌握してきたかが読み取れました。

さらに、私はガストンの外見も関わっていると推測します。

ガストンは背が高く体格が良いですよね。

人間は身長の高い人、体格がいい人に権威を感じます。

最近の研究で、堂々とした男性が赤い服を着ると魅力が上がるというものがありましたが、ガストンはまさに堂々たる態度で赤を着こなしています。

そこに重みのあるブーツと猟銃を備え、ビジュアルのプロデュース力も完璧です。

そしてダメ押し、ル・フウの存在です。

いつもル・フウという子分を連れ歩いていることで、『ガストンは格上なんだ』というイメージを周囲に持たせることに成功しています。

このような点から、ガストンは町民達の心を掴み、先導する存在になっていったのではないでしょうか。

しかし残念なことが。

人間は組織で上り詰めてしまうと共感力を失っていってしまいます。

他人の心が読めなくなってしまうのです。

その結果が、映画をご覧になった皆さんならご存知の、あの結末です。

ガストンのよう周りから支持されるには?

ガストンは我欲が強すぎてしまったために、悪役たる行動をとって不幸な結末になってしまいましたが、彼から学べることはたくさんあります。

まず第一印象を大切にすること

周囲に良い印象を与えることに成功すれば、周りが勝手にそのイメージを守ってくれます。

そして自分の味方になってくれる理解者を作ること。

職場でもプライベートでも、『美女と野獣』の酒場のシーンのように、みんなの前で自分の良いところを伝えてくれるような理解者や友人がいると、自分の評価を高めてくれるだけでなく、その人が自分に自信をもたらしてくれます。

闇堕ちしてはいけませんが、彼のカリスマ性を参考にすれば、あなたもガストンのような人気者になれる日が来るかも知れません!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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