恋愛指南の王道、『吊り橋効果』衝撃の事実!

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過去記事にも書きましたが、世間では早くもクリスマスモードが始まっています。

クリスマスまでに彼氏が欲しい!彼女が欲しい!と意気込んでいる方も多いことでしょう。

まだ2ヶ月弱ありますしね。

気になる人がいる方は、どうやって相手を落とそうかとモヤモヤ悩んでいるところかも知れません。

ところで、吊り橋効果って聞いたことありませんか?

男性と女性で高所にある吊り橋を渡ると、高所によるドキドキを相手へのドキドキと勘違いして、恋が生まれるというアレ。

ネット上の恋愛指南などにもよく書かれてますよね。

気になる人と東京ディズニーシーに行って、タワー・オブ・テラーに乗って、吊り橋効果を狙ってる人もいるかも知れませんね。

そんなあなたに、残念なお知らせです。

実は、吊り橋効果ってまったくのウソだったんです。

いや、正確に言えばウソではない、ですが、ある条件付きだったのです。

吊り橋効果の事実とは…

吊り橋効果は、1974年、社会心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンの実験研究によって解明されました。

独身男性を集めて、高所にある吊り橋を渡るグループと、同じく高所にある安定した石橋を渡るグループに分け、それぞれ橋を渡ってもらいます。

橋を渡る途中、実験チームの女性から、この実験についてのアンケートです、と声をかけられます。

女性はアンケートの最後に、「この実験について分からないことがあれば、連絡してください」と、電話番号が書かれた紙を男性に手渡します。

後日、男性から女性に連絡が来たのが、石橋を渡ったグループより吊り橋グループの方が多かったのです。

これだけ聞くと、やっぱり吊り橋効果ってあるんじゃん!って思いますよね。

ところがこの実験、オチがあるんです。

心して読み進めてください。

男性から女性に連絡が来たのは、吊り橋だろうが石橋だろうが、女性の顔がかわいかった場合だったのです。

結局顔かよ!

そうです、結局顔でした。

つまり、何とも思っていない同士が、どれだけ高くてどれだけ長い吊り橋を渡ろうとも、ドキドキを勘違いしてうっかり相手を好きになったりなどしないわけです。

現実はシビアですねぇ。

更に追い打ち、暗闇効果まで

もうひとつ、吊り橋効果と同様に恋愛において有名なのが、暗闇効果です。

男女が暗いところにいると、不安感や秘匿性が増し、安心感を求めて近くの人と急接近でき、本能的になり性的興奮が増す、といったものです。

こちらもぶった斬りますと。

人間は暗闇にいると当然ながら不安感、恐怖感を感じます。

当然ながら、自分の命を脅かす敵がどこにいるか見えないからです。

生き物としての本能です。

なので、近くにいる人が見える距離まで近づきます。

これだけです。

物理的に距離が縮まっただけで、心理的な距離が縮まっているわけではありません。

もう一度言いましょうか、物理的に距離が近づいただけで、あなたのことを好きなわけではありません。

更に、暗闇に性的興奮を覚えるのは恐らく男性だけでしょう。

女性はどこの誰かも分からない人の遺伝子を受けてしまう身の危険を感じているはずなので、安全な相手だと認識できていなければ、暗闇に異性といることは恐怖でしかありません。

既に信頼し合っている恋人同士でもない限り、暗闇効果を使おうというのはあまりにリスクが大きいと思われます。

では、ディズニーであの人と接近するには?

以上のことから、吊り橋効果も暗闇効果も、下手に使わない方がいいということが分かりました。

東京ディズニーリゾートに行って、タワー・オブ・テラーで13階から急降下しようと、スペース・マウンテンで暗い宇宙空間へ行こうと、ホーンテッド・マンションで暗いお屋敷へ行こうと、センター・オブ・ジ・アースで噴火とともに火山から飛び出そうと、

美男美女でない限り、何も生まれません。

わたしが言ってるんじゃないですよ、科学がそう答えているんです、科学が。

現実はシビアです。

では、顔面偏差値ふつうのわたし達はどうしたらいいのかというと、

変に小細工をせず、相手に親切にするのがいちばんです。

これに尽きます。

クリスマスまであと2ヶ月弱、意中の人と一緒にクリスマスを過ごせるよう、ぜひ頑張ってくださいね。

心理学的な異性の落とし方もありますが、それはまた今度!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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