リーダーシップ

祝誕生日!ミッキーに学ぶ信頼されるリーダーの作り方

本日、11月18日はミッキーマウスのスクリーンデビュー日です!

1928年のデビューなので、今年で92周年ということになります。

ディズニー系の各サイトでは、ミッキーのお祝いの記事や写真がアップされていることでしょう。

当ブログではそんなスター、ミッキーのについて書きたいと思います。

服かよ。

人の印象は着るもので作れる!

は他人を見た目で判断する

あなたはミッキーに会ったことがありますか?

東京ディズニーランドや東京ディズニーシーで、実際にミッキーに会って、一緒に写真を撮ってもらったりしたことがありますか?

会ったことがあるならきっと分かって頂けるはず、ミッキーの服って、めっちゃ良い生地使ってません?

見た目にも分かる、触ればもっと分かる、上質な手触りの生地。

特にわたしが好きなのは、東京ディズニーランドのエントランスに現れるミッキーが着ている、この燕尾服。

出典:https://www.tokyodisneyresort.jp/

ミッキーといえばこれ、という象徴的な服ですが、この燕尾服のジャケット、めちゃくちゃ手触りがいいんです。

腕を組ませてもらったときに、この燕尾服に触れた瞬間、「あ、高い生地使ってるな」と分かるくらいには良い生地。

なんせ、シワが付かないんですよ。

ひじの曲がる部分はそれなりにシワになってますが、他の部分は細かいシワがない。

スターにシワなどいらない。

もちろん、きちんとプレスした服をお召しになっているのでしょうけども、スターたるもの、簡単にシワにならないような高い布地で作られた燕尾服を着ていらっしゃるのでしょう。

わたしは毎回、ここに感動します。

どこに注目しとんねんて話です。

ちなみに、服に良い生地を使っているのはミッキーだけではないですよ。

その昔、ディズニーアンバサダーホテルのシェフ・ミッキーというレストランで、ミニーが着ていたピンクのオーガンジーのワンピースが、おフランス製の1mウン万円の生地を使っていると聞きました。

み、ミニーさん…!

おフランスの生地でオートクチュールですよ(違う)、なんというガチセレブっぷり。

このように、スターミッキーを筆頭に、ディズニーパークにいるキャラクター達っていい服を着てるんですが、実はこれイメージ戦略として非常に重要な役割を果たしているんです。

人は身につけているもので相手を判断する

人間は、他人に対して身につけているものからその人の情報を得ようとします

スニーカーをよく履いている人には活動的なイメージを持ったり、ハイブランドを身につけている人にはお金を持ってそうというイメージを持ったり。

逆に言えば、身につけるもので自分のイメージを作ることもできます

ディズニーパークにいるミッキー達は、いわばお客さんを迎える側、接客側です。

しかもミッキーはディズニーランドのホストです。

明らかに素材の良い燕尾服、糊のきいた蝶ネクタイ、ツヤツヤに磨かれた靴、白い手袋。

どう見ても、『きちんとした身なりをしている人(ネズミ)』です。

ディズニーランドという場所においてリーダーポジションであるミッキーが、誰がどう見てもきちんとした格好をしていることは、絶対的な信頼を後押ししているのです。

考えてもみてください、毛玉だらけの燕尾服に穴が開いた手袋をしてるミッキーとかがっかりもいいところですよね。あ、グーフィーは別ね。

大事なのは高級感だけではない

じゃあなんでもかんでもお金なのか、ミッキーはスターだけどわたし達庶民はどうすればいいのか。

大丈夫です、お金をかけなくてもできることがあります。

それは、清潔感です。

汚れていない、いやな匂いがしない、手入れが行き届いているなども、良い印象を作るのにとても有用です。

スターミッキーは清潔感もちろん完璧です。

ミッキーとハグしたこと、ありますか?

いい匂いしません?

ミッキーから、きちんと洗濯をしたんだろうなっていう、柔軟剤の匂いがするんです。

だんだんと変態じみてきました。

どうですか、良い生地を使った服をさらりと着こなし、柔軟剤の匂いと清潔感を振りまく完璧オブ完璧スター、それがミッキーマウスです。

ミッキーも始めから紳士だったわけじゃない

ミッキーって、デビュー当初から今のような紳士キャラだったわけではないんですよね。

デビュー当時はかなりやんちゃでいたずらっ子だったんです。

それを当時の子供達がマネしてしまい、いたずらっ子の役はドナルドに任せてミッキーは紳士に、そして紳士の印に手袋をつけるようになったんです。

ドナルドかわいそう。

そもそも冷静に考えて、テーマパークのメインのキャラクターが燕尾服に蝶ネクタイでお客さんを迎えているって、一般の遊園地ではあまり見られないのではないでしょうか。

ミッキーの服装から、わたし達ゲスト一人ひとりが、自分達の王国にお招きしている大切な『ゲスト』なんだと実感させてくれますよね。

これこそが、身につけているもので作る、イメージ戦略なのです。

まとめ

ミッキーがキャラクターでありながら、ディズニーパークでリーダーとしてのオーラを放ち続ける秘訣をお伝えしてきました。

もちろん、これは人間のわたし達もマネすることができます。

きちんとした服を着る、高いものでなくてもシワや汚れがないようにする、清潔感を保つ。

これだけでも周囲からのイメージは格段に良くなるのです。

第一印象の大切さはこちらの記事にまとめてありますので、こちらも合わせてどうぞ↓

悪役なのに人気者!『美女と野獣』のガストンが愛される理由とは?

さらに、スターミッキーはコミュニケーションも上手であることをまとめた記事もありますのでぜひどうぞ↓

実はあなたも使える!ミッキーマウスの魔法の正体

過去に東京ディズニーランドで上演されていたショーで、ミッキーについての曲に『君ほどのスターはいない』という歌詞がありました。

わたしも、ほんとにそう思う!

これからもずっと、世界中を幸せにするスターでいてほしいなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

悪役なのに人気者!『美女と野獣』のガストンが愛される理由とは?

2020年9月28日、東京ディズニーランドに新ファンタジーランドがオープンしました。テーマは美女と野獣ですね。

野獣のお城が映画そのもののように再現され、ベルが住んでいた街並みも映画のとおり。

まるで自分達が美女と野獣の映画に入り込んだかのような作りで、ネット上でも各メディアでも大きく取り上げられていました。

新エリアでも主張してくる悪役、ガストン

さて、私が美女と野獣の作品において注目したいのは、なんといってもガストンの存在です。

ディズニーには魅力的なヴィランがたくさん登場しますが、彼もその魅力ある悪役のひとりでしょう。

新エリアの詳細が発表された際、Twitterのトレンドは彼の名前で賑わいました。

ガストンのレストランが! ガストンの噴水が! ガストンのグッズが!

その人気たるやもはや主人公のベルをも凌ぐほどではないかと思えるほど。言い過ぎか。

そして、このガストン人気は現実世界の私達だけでなく、劇中でも同様です。

映画の冒頭、ベルや町民達が歌う『朝の風景』のシーン。

ベルに執拗に迫るガストンの姿はとても『いい奴』と思えるものではありません。

後のシーンで、ベルの家に土足で上がり込み横暴な態度を取る様は、紳士らしさのかけらもない最低なふるまいだと言えます。

そんなガストンですが、なぜか町民からは絶大な支持を得ているんです。

本記事は、劇中でのガストンの支持率の高さについて、私の解釈で解説していきたいと思います。

本記事の内容

①そもそもガストンってなんで町民から嫌われてないの?

②映画から読み取れるガストンの功績

③ガストンのように支持されるには?

周囲に愛されるガストン

まずは、作品内でのガストンの愛されっぷりを見ていきましょう。

冒頭、『朝の風景』の歌のシーンでは、割とないがしろにされています。

朝は町民たちも忙しいからでしょうか。

ガストン人気が如実に現われるのが、酒場のシーンです。

ベルにフラれてハートブレイクなガストンを子分のル・フウが励ましつつ、最終的に酒場の仲間達がガストンを崇拝していくような流れになっています。

いや、どう考えてもガストンが悪かったんじゃない? と視聴者の私達は引いてしまうところではありますが、ガストンと町民達はガストン万歳状態です。

さらに終盤、ベルが野獣の城から戻ってきたシーン。

魔法の鏡で野獣の姿を見せたベルに嫉妬したガストンは『野獣は村を襲いに来る! 子供達をさらいに来る!』と完全に根も葉もないでっち上げを演説しだします。

そのあまりに突然すぎる情報に恐れおののいた町民達は、あっさりとガストンの言葉を受け入れ、ガストンと共に野獣の城に乗り込みに行きます。

町民簡単すぎる…!

野獣の恐ろしさにパニックになっていたのかも知れませんが、このガストンの先導力、すごくないですか?

そこで私は考えました、こうなるにはきっと何か理由があると。

映画以前にガストンは町のためにかしている

ここからは私の完全な憶測です。

恐らく、彼は『美女と野獣』の作品の時間軸以前に、町のために大きな良い行動を成し遂げたのだと思います。

例えば、町を襲った熊や鹿などを撃ち殺してみんなを守ったとか、その筋肉を活かして災害から町を救ったとか。

酒場にガストンが捕らえた動物の角や毛皮がたくさん飾ってありますし、ガストンの肖像画まであります。

あの酒場は完全にガストンを讃える場です。

彼は町のヒーローなのです。

人間は、他人に対して『あの人はこういう人だ』と自分が一度受けたイメージを貫こうとする習性があります。

上記のような大きな功績を残してきたであろうガストンをヒーローだと思っている町民達は、『ガストンがヒーローである』という先入観を無意識下で貫こうとしているのだと思います。

すると、ベルやモーリスに対する酷い態度も『でも彼はヒーローだから』と正しい判断ができなくなってしまうのです。

そして、社会的証明の効果も現れていると思います。

社会的証明とは、大多数の他人が行っていることを正しいと思い込んでしまう心理現象です。

みんながガストンを讃えるから、それが正しいのであろうと判断されてしまっているのでしょう。

これはベルやモーリスに対しても同じですね、みんなが変わり者と言ってふたりを除け者にするから自分もそうする。

さて、ここまででいかにガストンが町民達の心を掌握してきたかが読み取れました。

さらに、私はガストンの外見も関わっていると推測します。

ガストンは背が高く体格が良いですよね。

人間は身長の高い人、体格がいい人に権威を感じます。

最近の研究で、堂々とした男性が赤い服を着ると魅力が上がるというものがありましたが、ガストンはまさに堂々たる態度で赤を着こなしています。

そこに重みのあるブーツと猟銃を備え、ビジュアルのプロデュース力も完璧です。

そしてダメ押し、ル・フウの存在です。

いつもル・フウという子分を連れ歩いていることで、『ガストンは格上なんだ』というイメージを周囲に持たせることに成功しています。

このような点から、ガストンは町民達の心を掴み、先導する存在になっていったのではないでしょうか。

しかし残念なことが。

人間は組織で上り詰めてしまうと共感力を失っていってしまいます。

他人の心が読めなくなってしまうのです。

その結果が、映画をご覧になった皆さんならご存知の、あの結末です。

ガストンのよう周りから支持されるには?

ガストンは我欲が強すぎてしまったために、悪役たる行動をとって不幸な結末になってしまいましたが、彼から学べることはたくさんあります。

まず第一印象を大切にすること

周囲に良い印象を与えることに成功すれば、周りが勝手にそのイメージを守ってくれます。

そして自分の味方になってくれる理解者を作ること。

職場でもプライベートでも、『美女と野獣』の酒場のシーンのように、みんなの前で自分の良いところを伝えてくれるような理解者や友人がいると、自分の評価を高めてくれるだけでなく、その人が自分に自信をもたらしてくれます。

闇堕ちしてはいけませんが、彼のカリスマ性を参考にすれば、あなたもガストンのような人気者になれる日が来るかも知れません!

最後までお読みいただきありがとうございました!