バイアス

人間関係がうまくいく魔法の言葉って?

突然ですが、あなたは『感謝』できてますか?

家族や友人、職場の人など、人はひとりでは生きられませんので、誰かしらに助けられて生きているはずです。

その人達に、正しく感謝できてますか??

今回は、わたしが日頃から重きを置いている『感謝』について、それがどれほど重要かを書きたいと思います。

人間関係を良好にする『感謝』

感謝についての記事を書こうと思ったきっかけは、Disney +で配信されている『ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ :マンダロリアン』で、監督や俳優が座談会をしているシーンを観たのがきっかけです。

出典:https://disneyplus.disney.co.jp/

第3話で、マンダロリアンに出演中の女優ジーナ・カラーノが、マンダロリアン出演俳優に選んでもらったことを素直に「うれしい」と口にし、とても幸せそうにこう語っています。

「自分を見つけてくれて幸せ、感謝しています」

ジーナ・カラーノは元格闘家の女優という経歴で体格もよく、マンダロリアンでもキャラ・デューンという強くてカッコいい女性を演じています。

その強いイメージがあったので、素直に感謝を語る姿を見て、かわいい!と一気に心をつかまれました。

さて、このジーナのように、周りの人が自分にしてくれたことへの感謝を口に出して伝えることは、とてもとても大切です。

人は感謝を軽く見てる!

人間には、感謝軽視バイアスというものがあります。

その名の通り、感謝することを軽んじているのです。

どういうことかというと、大きく分けて以下のふたつになります。

  • このくらいわざわざ言わなくても伝わっているだろう
  • こんなことでわざわざ伝えたら相手に迷惑なんじゃないか

このふたつの感謝軽視バイアスによって、多くの人は感謝を相手に伝えられていないのです。

あなたも心当たりがあるのではないでしょうか?

でも、感謝を伝えないことはすごくもったいない!

なぜなら、感謝されて嫌な気持ちがする人なんてほとんどいないからです。

むしろ、小さなことでもありがとうと伝えられれば、相手は喜んで、またあなたを助けてくれたり気にかけてくれるものです。

バイアスにかからないようにするには?

では、感謝軽視バイアスにどう対応していけばよいのでしょう。

答えは簡単です、自分に置き換えてみてください。

何か相手に感謝を伝えようか迷う場面があったとき、もし自分だったらありがとうと言われて嫌な気持がするかな? むしろうれしいかな? と、考えてみてください。

多分うれしいはずです。

それか、大きなことと捉えず、取るに足らないものになるかもしれません。

どちらにしても、ネガティブな影響を与えることはほとんど起こらないのです。

だったらもう、感謝は言ったもの勝ちですよね!笑

ちなみにわたし、『好きとありがとうはいくら伝えてもいい』というモットーがあります。

伝えられずに後悔するくらいだったら、どんどん言ってやろう、と思って生きています。

その効果か、ありがたいことにわたしは周囲の人たちにたくさん助けられて愛されて生きています。

感謝って大事でしょう?

まずはしてもらったことに気付こう

とはいえ、周りの人達が自分にしてくれたことに気付かなければ感謝できません。

自分と会うために時間を使ってくれたこと、仕事を教えてくれたこと、話を聞いてくれたこと、きっと日常に感謝すべき場面はたくさんあります。

ぜひ、その都度言葉にして感謝を伝えてくださいね。

キラキラスピリチュアルの世界の『生きてることに感謝』みたいなのはわたしは嫌いですが、自分が受けた親切や優しさにきちんと感謝を返せる人は、とても魅力的だと思います。

そうして、感謝が伝えられる人はより良い人間関係を築いていけるわけです。

身の周りに起こっている小さな優しさや親切に気付き、言葉にしていく習慣を身につけたら強いですよ!

まとめ

もしあなたが、普段なかなかありがとうと言えないタイプでしたら、この機会にぜひ素直に感謝を伝えてみてください。

周囲の自分への態度が変わっていくのが分かると思いますよ!

ちなみに、Disney +に加入されていたら、ぜひ『ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ :マンダロリアン』の第3話をご覧になってみてください。

劇中あんなにカッコいいジーナが素直に感謝を伝えてるとこ、めちゃくちゃかわいいですよ!

マンダロリアンについてはこちらの記事も書いておりますので併せてどうぞ↓

表情の見えないマンダロリアン、信頼される二つの理由

最後までご覧いただきありがとうございました。

いつも見下してくるあの人の心理って?

今回は、わたしが心理学を勉強してきた中で、いちばんお気に入りのバイアスについて書きます。

心理学でのバイアスとは、思い込みや先入観のこと。

人間には知らないうちにたくさんのバイアスがかかっているんですね。

これらを知ると、人間関係にとても役立ちますよ!

今回は、あなたの身の周りにもいる、なんか偉そうなあの人が、なぜ偉そうなのか?について書きます。

この記事がおすすめな人

  • 身近になぜか偉そうな人がいる
  • 他人と自分を比べてヘコむ
  • 自分は周りより優秀なのに分かってもらえない

誰もが当てはまるダニング=クルーガー効果

さて、冒頭でお話ししました、わたしのお気に入りのバイアス、それはダニング=クルーガー効果です。

どういったものかというと、自分の能力に対し、実際よりも高い評価をしてしまうという、認知バイアスです。

自分はそんなことない!と思ったあなた、安心してください、このダニング=クルーガー効果はもれなく全人類に働きます。

つまり、あなたにも、わたしにも。

どなたも経験があるのではないですか?

自信満々で入った職場で、よくよく周りの人の話を聞いたら、周りの方が知識や経験があってヘコんだり。

周りのみんながどんくさそうに見えて余裕をかましていたら、実は自分がいちばん能力が低かったり。

これらは全て、ダニング=クルーガー効果によるものです。

ダニング=クルーガー効果は、自身の能力を正確に認識できず、自身に対する過大評価によって生じます。

では、分かりやすい例として、わたしが思う、ディズニー映画でいちばんダニング=クルーガー効果に捉われているキャラクターを紹介しましょう。

わたしの中の、キング・オブ・ダニング=クルーガー効果はこの人です。

宇宙きっての闇堕ち王

そう、『スター・ウォーズ 』シリーズの、アナキン・スカイウォーカーさんです。

出典:https://starwars.disney.co.jp/

『スター・ウォーズ 』をご覧になった方なら、ご納得いただけるでしょう。

注)ここから、映画『スター・ウォーズ』のネタバレを含みますので、ご注意ください!

わたしが初めてスター・ウォーズ EP123を観たとき、アナキンへの感想は、

「なんだこの子は」

でした。笑

偉大な師であるオビワン=ケノービの指示に背きまくり、オビワンより自分の方が優秀であるかのような発言までします。

なんだこの子は。笑

ダニング=クルーガー効果のせいだけではありませんが、結果、アナキンは闇堕ちしてしまい、シスに拾われダースベイダーとなってしまいます。

だから言わんこっちゃない!

確かにアナキンは優秀でした。

強いフォースを持っていて、異例のスカウトでジェダイ訓練生として迎えられます。

師匠のオビワンより優っているところもあったと思います。

でも人間、謙虚な心ってやっぱり大事です。

優秀な人ほど、どんなにスキルを身に付けても、どんなに立場が上になっても、周りから謙虚に学ぶ姿勢の大切さを忘れないものです。

それは、アナキンが持てなかったものです。

もしアナキンが謙虚な心を忘れなければ、きっとオビワンのような立派なジェダイになっていたことでしょう。

最愛の妻を亡くすこともなく、子供に愛されたいいお父さんだったかも知れません。

(ジェダイの掟を破っていることは置いといて)

ダニング=クルーガー効果に捉われ、周囲をバカにしていると、自分を客観視できなくなり、大切なものを次々と失ってしまうのです。

闇堕ちしたくない!どうすれば?

アナキンのようにはなりたくないですよね。

わたしも、シスに所属してパルパティーンの下で働きたいとは思いません。

パルパティーンきらい。

ダニング=クルーガー効果を防ぐには、方法はひとつしかありません。それは、

自分にダニング=クルーガー効果が起こることを自覚することです。

自分を客観視し、今自分が持っている能力に溺れないことです。

対策はこれしかありません。

自分より優れている人は、どのジャンルにおいても必ずいます。

その人達から常に謙虚に、学ぶ気持ちを持ち続けることです。

どんなに歳下だろうと、後輩だろうと、周りからは常に学ぶことしかありません。

周りを見下して自分の方が上だと思うということは、周りから学ぶことを放棄しているのと同じです。

それでは自ら、自分の成長を止めているのと同じです

わたしも自分の身の周りに、ダニング=クルーガー効果に捉われている人を何人も見てきました。

その度に心の中で、「ああ、この人もアナキンか」と思ってきました。

この記事を読んでくださったあなたは、アナキンのように闇堕ちしないよう、謙虚な心を持ち続けてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事、「ダニング=クルーガー効果」って何回言った?